【津留来屋農園】「ほっぺが落ちる」豊後大野で出会った2時間限定の朝採りシャインマスカット

「おおいた味力図鑑」が8月上旬に訪れたのは、豊後大野市にある「津留来屋(つるきや)農園」さん(運営:株式会社九州中央米市場)。

広大なハウスの1つに足を踏み入れると、丁寧に袋掛けされたぶどうの房が整然と並んでました。

今年は数年に一度、果実がよく生るとされる待望の「表年(おもてどし)」!

生育・糖度・サイズともに大期待のシーズンに、津留来屋農園さんの「幻のシャインマスカット」の秘密に迫りました。

標高230m、師田原ダムの清流と「苦土石灰いらずの土壌」

津留来屋農園があるのは、標高約230mの寒暖差に恵まれた高台。

ぶどうの命とも言える水には、昭和40年代の総合開発事業によって整備された「師田原(しだはら)ダム」から供給される清らかな農業用水がたっぷり使われています。

「うちの畑は、ぶどう栽培に本来必要な『苦土石灰(土壌の中和剤)』を使いません。
元から土壌が理想的な中和状態に保たれているんです」

と語る園主の佐東さん。

余計な施肥をせず、自然の恵みをそのまま活かせる土壌と名水が、

果実本来の爽やかで澄んだ甘みを作り出す土台となっています。

「清らかな散水」による温度管理

近年の猛暑により、ハウス内は30度を超えてしまいがちです。

品質と甘みを守るために行われているのが緻密な散水と換気運用です。

日中は10時半、12時半、14時半にそれぞれ15分間の散水を行い、さらに夜9時からはたっぷり1時間かけてハウス内を冷やします。

この夜間散水によってハウス内の温度が約5度も下がり、ぶどうにとって最も重要な「昼夜の寒暖差」が人工的に作り出されます。

「毎夜、自宅から片道6kmかけてハウスへ通い、水やりをして温度を下げるんです。
大変ですが、甘さを乗せるには絶対に必要ですから」

甘さに必要不可欠な寒暖差ですが、暑くなりすぎてはマスカットも体調を崩してしまいます。

果実とお天道様と、毎日相談しながら行う緻密な調節こそが、芳醇な甘みと果汁を蓄えさせているのです。

より多くのお客様へ!「袋」で出荷時期を制御

目指す目標規格は「1房600g」以上の大房。

美しい房の形を作るため、実が小さいうちに熟練の手作業で厳格な剪定(粒抜き)が行われます。

また、ハウス内に広がる白と青の袋には意味があります。

白袋: 陽の光を通しやすく、9月下旬からの「先行出荷用」

青袋: じっくり熟成させ、シーズン後半に出荷する「後出荷用」

袋の色を変えることで出荷時期をコントロールし、9月下旬から10月中旬まで、常にベストな完熟状態のぶどうをお客様へお届けする工夫が凝らされています。

マスク必須?糖度を逃がさない収穫の秘密

「食べる時は必ず顎にマスクを着けて下さい。ほっぺが落ちちゃいますよ!」と。

その自信を裏付けるのは津留来屋農園の「こだわり」です。

津留来屋農園の収穫には、ルールがあります。

それは「日の出とともに収穫を行い、朝7時半には終了する」ということ。

「太陽が昇り光合成が始まると、ぶどうは蓄えた糖度を自分で発散してしまうんです。
だから、甘みが一番凝縮されている早朝のうちに収穫を完了させます。
日中にいくら頼まれても絶対に追加収穫はしません

直売所や道の駅ではお客様や売り場から追加の依頼が良く来るようです。

しかし、美味しい状態でお客様に届けるには「朝採り」は絶対。

そしてなかなかお目に掛かれないこの子達についた名前が『幻のシャインマスカット』

「幻のシャインマスカット」予約開始!

豊後大野市産シャインマスカットは9/20まで予約を受け付けております。(※2026年産)

発送時期:9月下旬~10月上旬に予約順に発送いたします。

※今年は生育が早く、出荷時期も早まる可能性がございます。
※出荷数には限りがある為、予告なく終了する場合がございます。

豊後大野市の雄大な恵みと熟練の技で完成する津留来屋農園のシャインマスカットを是非一度食べてみて下さい!

【番外編】名水が育む特別栽培米「竹田名水美人」も登場予定!

九州中央米市場さんでは、ぶどうだけでなく、名水百選の湧水地・竹田で育てられた特別栽培米「竹田銘水美人(ヒノヒカリ)」や「豊後大野市産の色選米(恋の予感)」を含む数多くのお米も販売しています。

「おおいた味力図鑑」では、この秋から美味しいお米の取り扱いも順次スタート予定ですので、ぜひご期待ください!