【密着 | 藤原梨園④】10年に1度の甘さ!?『新水』から繋ぐ梨のリレー
連載でお届けしている「藤原梨園密着レポート」。
8月上旬、真夏の太陽が照りつける由布市庄内町の梨園を再び訪ねました!
前回のレポートで「収穫カウントダウン」をお伝えしていた幻の1番手品種『新水(しんすい)』。
なんと収穫開始からわずか2日で完売となりました!

楽しみにお待ちいただいた皆様、本当にありがとうございました。
しかし、藤原梨園の夏はここからが本番です!
現在、2番手となる『幸水(こうすい)』の収穫が最盛期を迎えており、園内は甘い香りに包まれています。
今回は、猛暑の中で繰り広げられる収穫の裏側と、藤原さんの妥協なき品質管理のヒミツに迫ります。
10年に一度!?奇跡の「糖度15度」を叩き出す真夏の太陽
「10年やってきて、こんな数値が出たのは初めてです」
開口一番、笑顔で語ってくれた藤原さん。
今年の連日の猛暑と好天は、果実にとって過酷な試練であると同時に、驚くべき「甘みの凝縮」をもたらしていました。
一般的に市場流通する梨の糖度基準が約11度、庄内地域の目標基準が13度とされる中、今年藤原梨園で収穫された梨は、デジタル・アナログ両方の測定器で糖度15度を計測!
モノによっては16度に達していたと。。
リピーターのお客様からも「例年以上に甘い!」との声が届いています。
雨が少なかったことで小ぶり傾向ではあるものの、その一口に凝縮された果汁と甘みはまさに「奇跡の味わい」です。

あえて「朝採り即日発送」をしない理由——一晩置くからこそ守れる信頼
産地直送だと「朝採れ当日発送」がベストと思われがちですが、藤原梨園では「必ず収穫した翌日に発送する」というルールがあります。
そこには、美味しい梨を安心して食べてほしいという想いがありました。
「取った直後は、内部が傷んでいても表面から全く分からないんです。
でも、一晩置くことで悪い実には異変が現れる。
だから一晩しっかり様子を見てから厳重に選果して発送します。
お客様に届いた時に傷んだ実が入っているなんて、絶対にあってはならないですから」
梨はもとより病気に弱い果物です。
お客様に最高の状態で届けるため、そして「庄内梨」のブランドと品質を落とさないため。
わずか一晩の熟成・検品タイムに、生産者としてのプライドが込められていると感じました。
重さ20kgのコンテナと向き合う日々。「少数でつくる小さく強い農業」
斜面に広がる園内では、ずっしりと実った梨の収穫が続いています。
1箱15kg〜20kgにもなる収穫コンテナを、多い日には1日で50箱も一人で運び出すという藤原さん。
事業拡大や雇用の拡大を追うのではなく、「私の目が行き届く範囲で、妥協のないものづくりを貫く」
そんな「小さくても強い農業」を目指す藤原さんのスタイルは、規模の拡大ではなく、一つひとつの果実とお客様に誠実に向き合う姿勢そのものです。

『幸水』から『豊水』『新高』、そして希少品種『鴨梨』へ繋ぐバトン
幻の『新水』から始まったバトンは、現在販売中の『幸水』へ。
『幸水』は酸味がほとんどなく、ストレートで純粋な甘みが特徴でお子様にも大人気です!
そしてこの後は、甘みと酸味の濃厚なバランスが魅力の『豊水(ほうすい)』、『新高(にいたか)』、中国原種に近く芳醇な香りを放つ希少品種『鴨梨(ヤーリー)』へと、約3ヶ月に及ぶ「品種リレー」が続いていきます。
土壌や品種ごとの個性を活かし、自然の力を借りながら育て上げられた庄内甘熟梨。
市場の青い梨では絶対に味わえない、木上でギリギリまで熟させた「本物の旨味」を、ぜひご家庭でお楽しみください!
【ご注文期間】※ご注文は予約注文でお受けしております。商品ページに記載の発送時期より順次発送いたします。
・幸水 7/1~8/10
・豊水 8/1~8/31
・新高 9/1~9/30
・鴨梨(ヤーリー) 未定


前回の答え合わせ
ちなみに前回の記事で出題した果実は「洋梨『ル・レクチェ』」でした!

予定では成熟した果実をお見せする予定でしたが、、収穫は2か月以上先とのことでまだまだ成長中でした。
今季はおおいた味力図鑑での販売は致しません。。
が、これからの販売を乞うご期待です!